GPSトラッカーの選び方。種類や比較の4つポイントも紹介

GPSトラッカーの種類

GPSトラッカーの種類にはどのようなものがあるのでしょうか。いくつか例をご紹介します。

ichimillソフトバンク全国3300の独自基準局を用いたRTKで誤差数cmを実現

デバイス	写真	提供元	特徴
GPS受信機		ACCESS	業務用GPSトラッカーの標準的デバイス。安定性と柔軟性が特徴。
GPS / ビーコン受信機		ACCESS	GPSの他に、BLE受信機の機能を持つ特殊なデバイス。
IET10MO		京セラコミュニケーションシステム	Sigfoxを利用。1日2回測位で10年のバッテリー寿命
IET10MO		京セラコミュニケーションシステム	Sigfoxを利用。1日2回測位で10年のバッテリー寿命
IET10MO		京セラコミュニケーションシステム	Sigfoxを利用。1日2回測位で10年のバッテリー寿命

この他にも各種のデバイスが存在します。

GPSトラッカーの比較ポイント

GPSトラッカーの比較ポイントとして、以下のポイントに注目すると目的のデバイスを選べると思います。

• 1.GPSの精度
• 2.通信方式
• 2.バッテリー
• 3.ソフト

1.GPSの精度

GPSの精度については「GNSS測位と測位誤差」に詳しく記載しましたが、誤差10m前後～1cm以下まで存在します。精度が高い程高コストで大きくなる傾向があるので、コスト・サイズとのバランスで検討すると良いでしょう。

要注意なのは、いくら高精度なデバイスでも衛星が受信できない場所では精度は極端に落ちるということです。

2.通信方式

通信方式にも様々あります。GPSトラッカーの用途より、WiFIを利用したものはほとんど無く、以下のものが存在しています。

• LTE-Cat M1
• SIGFOX
• ELTRES
• NB-IoT
• 3G

費用、通信間隔、費用などのバランスで検討したいところです。
エリアについてはそれぞれのネットワークで得意、不得意があるので、利用したいエリアで電波を受信できるのかはトライアルしたほうが良いと思います。

3.バッテリー

バッテリー容量も様々です。GPSトラッカーの用途より、リチウムイオンバッテリーを搭載しているものがほとんどです。

一般にバッテリー容量が増えれば、サイズが大きくなり重くなります。また、コストも高くなります。

車載で利用する場合には、シガーソケット電源から給電しながら利用できるかどうかについても確認しましょう。

GPSはそれなりに電力を使用する処理ですので、測位回数を減らして充電回数を少なくするという工夫も必要です。
また、固定電池を搭載して1年～2年利用可能な製品も存在しています。目的に応じて費用対効果の高いものを選択したいところです。

4.ソフト

GPSトラッカーデバイスのハードに着目してしまいますが、計測結果を確認するソフトも重要です。

一般的に、GPSトラッカーごとに利用できるソフトは決まっています。トライアル出来る場合にはソフトの使い勝手も確認したほうが良いでしょう。

ソフトの利用料は、多機能であるほど高い傾向があります。必要な機能がある範囲で、シンプルなソフトをお勧めします。日本語対応しているかどうかも重要です。外国産のソフトだと、UIが分かりづらい場合があります。

Linkit ではGPSトラッカーと連動したサービスを多数ご用意しています。

いかがでしたか？GPSデバイスは日々進化しているので、上記ポイントに注意して探してみてください。

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