株式会社TBSテレビ様
Linkit Maps
株式会社TBSテレビ様インタビュー「国境を越えて活躍するLinkitMaps──紛争地での命綱となる位置情報共有」
海外でもLinkitが大活躍!
Linkitは効率的かつ安全な取材を支えるツールとして、株式会社TBSテレビ様に採用されています。今回、海外での少人数取材体制の中、Linkitを活用するJNNロンドン支局のカメラマン渡辺様にお話を伺いました。取材活動におけるLinkitの活用方法やその便利さについて、ご紹介します。
渡辺 琢也 (Takuya Watanabe)様

本記事のポイント
ポイント1 : 国内外どこでも使えるコミュニケーションツールとして支局間連携を支援
ポイント2 : 地図上に最新の情報を記録しチームで共有することで取材効率を大きく向上
ポイント3 : 危険地域での安全管理に位置情報を活用
まずはじめに、渡辺様の業務内容について教えてください。

私はロンドン支局に所属し、ヨーロッパ、中東、アフリカといった広いエリアを担当しています。日本人スタッフは記者3名とカメラマン2名という少人数体制で取材を行っています。中東やヨーロッパで何か大きな出来事があれば、それぞれの地域に取材に向かいます。
少人数で広範囲をカバーするため、JNNパリ支局とも連携しながら取材を進めています。また、支局間の連絡はLinkitを活用しています。これがあるおかげでスムーズな情報共有が可能になっています。
海外での取材と国内での取材に違いはありますか?
取材チームの人数に違いがあります。日本国内だと5〜6人ですが、海外だと2人で動くことが多いです。また、現地コーディネーターやドライバーなど、外部の人材を活用する点も海外ならではです。現地スタッフとのやり取りでは別のメッセージングアプリを使うこともありますが、個人的にはLinkitの方が便利ですね。
Linkitが便利だと感じる点を教えてください。
国内外問わず、設定を変えることなく同じ使用感で使える点はとても助かります。また、社内で面識のない方とも簡単にグループを作って連絡を取れるので、国際会議や大規模イベントの際には非常に便利です。

Linkit では、「チーム」と呼ばれるグループトークが無制限で作成可能です。TBSテレビ様では全社的に、取材チームが発足されると同時にLinkitのチームトークが作成され、情報共有をスムーズに行っています。
海外での安全性の観点では、どのように活用されていますか?
戦地や誘拐リスクのあるエリアでは、Linkit Mapsの位置情報共有機能・スポット登録機能が不可欠です。例えば、戦争が始まった地域で複数のクルーが動いた際に、それぞれの現在地や通れるルートを共有し合いました。同じエリアで撮影可能な場所を登録することで、取材効率を大きく向上させることができました。

Linkit Mapsでは、地図上にテキストや写真を登録する「トーク内スポット」機能があります。スマホアプリで簡単に登録・編集ができ、地図を見るだけで情報共有が完結します。

紛争地域では位置情報を必須でONにしているとのことですが、どのように位置情報が役立つのですか?

(※イメージです)
Linkit Mapsでは、スマートフォンのGPSを使い位置情報をチームで共有することができます。社員の安否確認としても機能します。
現場にいないスタッフが位置情報をもとに周辺で危険なことが起きてないか確認して情報共有することができる点で、役に立っています。
また、万が一誘拐などの事件に巻き込まれた場合に、位置情報は人質交渉を行う際の重要な手がかりになります。最後に連絡が取れた場所がわかれば、どの勢力圏で行方不明になったのかが判断できます。これにより、どの部族や勢力と交渉すればよいのかが明確になるため、位置情報共有は必須です。
改善してほしい点や新たに欲しい機能はありますか?
いくつかありますね。たとえば、海外のアプリストアでもダウンロードできるようにしてほしいです。また、海外でも使える専用のGPSトラッカーがあると嬉しいです。現地のスタッフにも使いやすいデバイスだと、さらに便利になると思います。
Linkitについて
Linkitは、海外の過酷な環境でも安心して使用できるツールとして活躍しています。紛争地での安全確保から効率的な取材活動まで、その多機能性が少人数体制の現場を支えています。
Linkitチームでは、皆様の声をもとにさらなる改善を目指していますので、今後のアップデートにご期待ください!
補足
現在のLinkitアプリ配信国は以下の通りです。
- アメリカ合衆国
- オーストラリアNew
- シンガポール
- ベトナム
- マレーシア
- 台湾
- 大韓民国
- 日本
配信国追加のご要望がございましたらこちらからお問い合わせください。
海外での利用についての詳細は以下のヘルプ記事もご確認ください。
Linkitの海外利用について