藤沢湘南台病院
Linkit エリア探索
藤沢湘南台病院様にて医師の働き方改革、勤務や休憩の実態を客観的に把握
病院名 | 藤沢湘南台病院 |
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導入サービス | Linkit エリア探索 |
ご担当者様名 | 人事担当 井上様 |
病床数 | 330床 |
業種 | 医療業 |
- 宿直の勤務実態把握に苦労していた
- 宿直中の勤務や休憩の実態を簡単かつ客観的に把握できるようになった
導入前の課題
-Linkit エリア探索を導入いただく前の業務課題について具体的にお聞かせください。
医師の働き方改革に対応するため、宿日直許可申請を取得したものの、夜間の勤務実態を把握するには、人事部門が宿直の台帳をもとに医師にヒアリングする必要があり、非常に苦労していました。この作業を今後も続けることは現実的ではないため、対応できるサービスを探していました。
Linkit エリア探索を選んだ理由
-Linkit エリア探索を選んだ理由や目的などの背景をお聞かせください。
運用中の既存の勤怠システムとの連携や当院の都合について相談に乗っていただき、柔軟に対応していただける点が良かったです。導入前に無償でテストもでき、費用面も比較的安いことから費用対効果が高いと判断しました。
-課題は解決しましたでしょうか。
宿直業務の実態把握
宿直業務の実態把握は非常に楽になりました。保健所の立ち入りの際に実態を証明する必要がありますが、これまでは電子カルテや台帳などを駆使したり、他職種への聞き取りなどをする必要がありました。医師が夜間にどれだけ働いてどれだけ休憩を取れていたのかビーコンのデータを過去に遡ってすぐに閲覧できるのは非常に役立ちます。
医師としても、これまで院内5カ所にあるICカード打刻機に日々かざす作業が不要になるため、喜ばれています。
残業時間の適正化
ビーコンを活用することで、残業時間の適正化を図れると考えています。当院では残業は本人の申請に基づいて管理していますが、誰がいつ残業しているのか、さらにその時間にどこにいたのかをビーコンの客観的なデータとして把握することが可能です。これにより、記憶違いの残業申請や労働時間の超過を未然に防ぎ、何かあった時のエビデンスとして有効だと考えています。
医師との効率的な連絡
医師の大まかな所在地が分かるリアルタイムマップも活用しています。医師にちょっとした内容を相談する際、オペ中ではないか、患者対応中ではないか等を所在地から判断できるため、医師の手の空き具合をマップであらかじめ確認でき、非常に役立っています。
導入で苦労したこと
2万平米の広い施設で、どこにゲートウェイ(受信機)を設置するかの検討が一番苦労しました。予算の都合上、ゲートウェイの数も限られるため、無償でお借りした機器を活用させていただき、何度も確認を行いました。
医師への説明は意外と苦労しませんでした。特に操作もなく、ビーコンを身に着けてもらうだけなので説明は簡単でした。
ユーザー設定や機器の設定は初期導入時にはほぼACCESSさんに行っていただき、説明もわかりやすかったため、スムーズに導入ができました。
サポート体制について
問い合わせたらすぐに対応いただけるので満足しています。
今後の期待
導入前に思い描いていた9割は実現できていると感じています。出退勤から各居室の滞在まですべて把握できることが理想ですが、当院は広く出入口も多いため、設置したゲートウェイ数では足りないと感じています。ゲートウェイ数を増やすことで残り1割を実現できると考えています。
現在は医師に限って勤怠記録を活用していますが、今後は看護師や事務方などにも拡大していきたいと考えています。その際は勤務パターンが多岐にわたるため、自動化などを相談しながら対応していきたいです。また、看護師が医療から離れている時間を記録し、その時間を自動で抽出してエビデンスとして活用することにも期待しています。